スポチャン!2巻の視線誘導が冴え渡っているという話を2025年が終わるまでにする

スポーツチャンバラが題材の4コマ漫画「スポチャン!」の完結巻である2巻が2025年12月25日にリリースされました。

 

この4コマ漫画を読んでて前々から抱えていた感情があります。この作品がやってることは実はめちゃめちゃ凄いのに、世間が中々その実力に気付いてくれないのが無性に歯痒くて仕方なかったんです。なのでこの作品が凄いのを知ってもらうために筆を取ることにしました。そうしろと誰に頼まれた訳でもなく、ただ私がこの作品に影響されただけの事です。

今回は4コマ漫画「スポチャン!」2巻の傑出した視線誘導のテクニックについてコマをピックアップし解説を行うことで、スポチャン!の凄さに気付いてもらうことを目指します。

コマをピックアップする都合上ネタバレを含むのでそれが嫌な人は先にスポチャン!2巻を読んでからこのブログを読んでください。じゃあ行きますよ。

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スポチャン!」2巻38ページより

まず4コマ漫画を読む時の前提のルールとして右から左にかけて読んでいき、そして上から下にかけて読んでいくことが存在します。そのルールに則りスムーズに流れるように読むことができるのが素晴らしいですね。「うしろ…」というセリフに促されキャラクターが振り向いた先を見ると小太刀を構えたキャラクターとそこから伸びる小太刀を振り下ろす軌道が待ち構えており、その真下にはバッテン目をしたキャラクターの顔が配置されています。この自然で気持ちの良い視線誘導を発見した当時、もしかするとこの作品は表現の高みを登っていく数少ない作品になりえるのではないかと予感しましたし、この先を読んでいってもそうした軌跡を辿っていったように思えました。

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スポチャン!」2巻43ページより

切先の下がった小太刀→集中線吹き出し→小太刀の軌道→キャラクターの足元というように視線を誘導しています。これの凄いところといえば4コマの右から左にかけて読む前提のルールと視線誘導の方向が逆行していながら自然に読めることです。前提のルールを覆しておきながらも読んでいて難解に感じることがないのは原作もしくは作画担当(どちらの手柄なのかまでは断言することが私にはできませんが)の卓越した手腕によるものでしょう。

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スポチャン!」2巻50ページより

4コマ漫画の視線誘導を考える上で、実はどこから読むかが必ずしも1つに決まっていないことがあります。読者によってどこから読むか分かれる場合が意外とあったりします。このコマで多くの人にとってどこから読むかの出発点になりうるのは①奥のキャラクター②右の集中線吹き出しの2つです。このコマは①を出発点に読んでも、②を出発点に読んだとしても小太刀の軌道に乗りつつ時計回りに1周して読むことができます。このコマは大多数を視線誘導の流れに乗せることができる極めて合理的な設計がなされていると言うことができるでしょう。それだけにとどまらず、キャラクターの位置関係が成す奥行きをも視線誘導に乗せつつわずか一コマの中で味わわせているのも読んでいて満足感を感じられるため、素晴らしいです。

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スポチャン!」2巻53ページより

視線誘導はどこから読むかが異なるだけではなく、読む経路が何パターンか考えられる場合もあります。このコマだと「んんんんん⁉︎」の集中線吹き出しからそのまま下へと見ていき、キャラクターがのけ反っている動きが目に入って、そのキャラクターの見ている方へ視線を向けると速度のついた長槍の軌道が目に入る…というような形が1つ目のパターンです。あるいは「んんんんん⁉︎」から速度のついた長槍の軌道が目に入り、その後のけ反ったキャラクターへと視線を移していく読み方も2つ目のパターンとして考えられます。どちらの読み方でも共通して咄嗟のことだというスピード感が味わえますが、4コマ漫画の読み方の原則から外れた左→右への視線の動きを唐突に要求していることがこのスピード感に寄与しているようにも感じられます。

 

…これぐらい語ればスポチャン!の凄さを分かっていただけたことでしょう。そう信じます。この作品には他にも巧みな視線誘導がいくつも存在しています。ピンと来た方はぜひスポチャン!をゲトってください。この作品は完結を迎えてはいるのですが、1冊でも多く漫画が売れればまた技術的に熟達した4コマ漫画を描いてくれる可能性がちょっとでも上がるかもしれない訳で、そういう期待とかがあったりするんですよ。この作品の実力に皆が気付けばそれでいいやと思ってたけどそのような欲が後から生えてきました。なのでその辺よろしくお願いします。

気持ちよくなったので(?)最後に視線誘導に関する余談を書いておきます。4コマの視線誘導の名手として猫にゃん先生という先人がいますが、猫にゃん先生は視線誘導の可能性を切り開いていく開拓者寄りの思想が見て取れます。(『Vドライブ!』4コマのフォーマットを拡張し鮮烈に躍動する4コマ漫画が尖らせ続けた、表現と技術の話 - シ立き虫な‡″ャングス夕ー)それに対してスポチャン!は自然な視線誘導を実現することが主眼に置かれています。どちらも素晴らしく、どちらも4コマ漫画の視線誘導を高みに登らせることに成功しているのですが、両者のスタンスの違いのようなものが見て取れるのも楽しいところだと思いますね。

 

 

2025年アニソン10選

昨年初めてアニソン10選したけど今年もやりたいと思ったのでやる。

なおiPhoneのアプリからブログ書いてるんだけど目次の付け方が分かっていない(iPhoneアプリからブログ書こうとするのやめなよ)。許してくれ。ダラーっと時間取れる時に読んでください。

 

①Left & Right/久保田利伸 -『Let's Play クエストだらけのマイライフ』

Aメロ、Bメロでのリズムの取り方が気持ちよくて久保田利伸の実力の一端を思い知らされた。実は久保田利伸をDIGったことないような気がするけど流石に国産R&Bの大御所やわ…ってなったんで後々DIGっていきたい。

 

Two Of Us/Hana Hope -『永久のユウグレ』

美麗な映像だな…と思いながらHana Hopeの歌声の安定性を感じたりしてた。Hana Hopeの歌声の安定感にはミックスボイス(地声と裏声が合わさった声)が極めて自然に出せていることとか、子音や母音で歌声をコントロールする歌い方が関わってる気がする。

 

③All or None(feat.Jua)/Hidetake Takayama -『ワンダンス』

OPでもEDでもないけど劇中で流された曲なのでアニソンの括りに入れて全然いいよね。Hidetake Takayamaは前々からピアノ主体のトラックを作るビートメイカーとして好きだったのでアニソンを作ってくれたのが嬉しかった。Juaも勿論好きなラッパー。展開の多いトラックに沢山のフロウとデリバリーを駆使しながら乗りこなしており文句なしにカッコいい。アニソンに進出してこれだけカッコよくラップしてくれてマジで嬉しかったよ。

 

アルゴリズム/安野希世乃 -『嘆きの亡霊は引退したい』

歌いこなすと超カッコよく決まる符割りになってるよな〜と思う。『ジリジリした熱を放って』のラインを本当にジリジリとした熱を放っているように聞こえるよう歌うことに無数のテクニックが使われててヤバい。破擦音にブレスを混ぜたりとか…。

 

⑤リリィ/八百歳比名子(CV.上田麗奈) -『私を喰べたい、ひとでなし』

『拝啓 送るよリリィ』の微妙に地に足が付いてなさそうな感じの歌い出し方がかなり八百歳比名子に合っている気がします。1曲丸々聴くと、『最低だ だって 君を傷つけてしまったとしても 心が動くか分からないんだ』というこの作品に喰らってる人は全員やられてしまいそうな歌詞が現れたり、『拝啓』『最低』『海底』『大抵』『咲いて』の韻で引っかかりを作る所が印象に残ったりするからぜひフルで聴いてみてほしい。

 

⑥ムリムリ進化論/ナナヲアカリ -『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』

意外にもYouTube公式にノンクレジットOPがなかったっぽいので代わりにコラボMVを貼ることにした。独特で癖の塊みたいな言葉選びなのに作品にピッタリとマッチしてる歌詞がエグいな…。今年のナナヲアカリのアニソンといったら眠くなったら寝る曲も良かったよな?

 

⑦ミッドナイト・リフレクション/NOMELON NOLEMON -『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』

自分としては今年のドラムンベースを1曲挙げるとしたらこの曲だなぁ、と思えたので選曲した。この曲は1話の挿入歌ですけどマジでセンス全開で文句無しにカッコ良かったんだよなぁ…。

 

⑧旅しよ!don't you?/harmoe -『ざつ旅-That's Journey-』

サビの『誰かに話したくなるような』がめっちゃ綺麗で耳に残るのが良いですね。SNSで「harmoeのアニソンの打率高え」みたいなことを言ったら「でもharmoe主題歌のアニメの打率はね…」的なことを言われたのが面白かった。でもざつ旅は頑張ってる方のアニメだと思うよ。

 

幸せのレシピ/平井大 -『薬屋のひとりごと 第2期』

平井大のこと名前だけは知ってるんだけどな〜みたいな状態で聴いてたんだけど、日本語を外国語っぽく聞こえるように崩しながらグルーブを生んでるのが何ともカッコいいな…と思ったので選曲した。

 

⑩Explosive Heart/内田彩『戦隊レッド 異世界冒険者になる』

曲調と歌唱と歌詞が合わさってありえんぐらいキュートな曲になっててすごい。Remix→‎Explosive Heart (Hyper☆Mash Re:mix by ツカダタカシゲ) - 内田 彩の曲 - Apple Musicもカッコよくて今年はひたすら聴きまくってた気がする。

STAXのセッティングに真剣になったので買ったものをまとめる

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言い過ぎか ぶっ飛んだスピーカー また爆音に課金する数十万

C.O.S.A.『Koshy freestyle』

3年ぐらいかな?STAX(イヤースピーカーとも呼ばれる、フォルムが独特な静電型ヘッドホン)に取り憑かれているのでSNS上でSTAXの話をひとりでに呟いたりしてました。STAXでより好みの音を目指すためにめちゃくちゃ寄り道や遠回りを経ていったので振り返りたくなった時のためにまとめておこうと思いました。セッティングのために買っていったものを順に挙げていけばそれができるようなのでそのように進めていきます。文章をみんなに見せる前に先に言っておくと本当に長いよ。趣味じゃなきゃここまでやってられない。そしていくら趣味といえども度々迷走に伴う散財を繰り返す羽目になったのはキツかったよ。

真面目にSTAXをやろうとしてて情報収集のつもりで偶然ここに迷い込んだ人にも何らかの影響を与えられるといいなとも思ってるので、筆者の現在のシステムとどんな感じのオーディオを目指しているかをちょっと書きます。「コイツと思想が合わないな…」と思ったら反面教師にでもしてください。

現在のシステム

MacBook Pro→iSilencer+→Supra usb2.0C-B→Musician Pisces ii→WIREWORLD  STARLIGHT 7(0.3m)→HDMI iSilencer→Musician Pegasus ii→Oyaide PA-02 V2(0.5m)→FIDELIX STACCATO→STAX SR-L700MK2

DAC電源周り:Musician Pegasus ii→Black Manba-α→FURUTECH  FI-PA NCF(R)→TEAC AV-P20→2P壁コン

DDC電源周り:Musician Pisces ii→純正AC電源ケーブル→FURUTECH  FI-PA NCF(R)→TEAC AV-P20→2P壁コン

STAXで良く聴く音楽

アニソン中心、チェンバロの演奏(トランジェントの変化を見るテストに使用)

現在オーディオで重視している項目

トランジェント特性、音源由来のノイズが目立たないこと、作られた音っぽさ(デジタル臭さ)がないこと、ヘッドホン本体の重量(400g以内)、倍音のちょうどよさ、音の安定感(ちょっと一般的じゃないかもしれないので後述します)

軽視気味の項目

原音基準、音場、何らかのターゲットカーブ

とまあこんな感じです。この先もついてきて下さいね…。それじゃあSTAX遍歴を公開しちゃいます。

STAX SR-404(イヤースピーカー) STAX SRM-006tA(ドライバー)

全てはここから始まった。きっかけは思い出せないが多分中古で安売りされてたのを発見したのがデカかったんだと思う。それプラスSTAXの名声はそこかしこから聞こえてたこともあったし好奇心で手を出したということにしよう。静電型ヘッドホンは必ず専用アンプ(STAXはドライバーと呼んでる)に繋がなければ駆動できないためセットで購入した。SRM-006tA真空管のドライバーで、404と組み合わせると嫌な音を一切出すことがなく、艶やかに演出された音楽に没入させてくれる。技術的な水準はそこまで高くはなかった(けど普通のダイナミック型ヘッドホンと比較すれば遥かに格上だ)がその音に魅了されてしまっていた。

これがいい音じゃなかったとしたら何がいい音なんだろうな、と経験値がないなりに漠然とこの音を信じてたような気がする。悩む事も(機器のポジショニングを変えれば解決する)ハム音ぐらいしか無かったしシステムの課題も全く分からなかったので、この頃が幸福の総量自体は最も大きかったかもしれない。

STAX SR-007A(イヤースピーカー)

金銭感覚のタガを外した元凶。404+006tAの組み合わせに音質的な不満は全くなかった(というか当時はオーディオの経験値が全然浅かったので、そんなものを具体的に思い描けなかった)ものの、404を性能において遥かに上回る機種であることは明らかであったためどんな音を聴かせてくれるのか興味を抱いた。それで中古で叩き売りされてたのを拾った。006tAと繋いでみたもののドライバーのパワー不足を誰しもが痛感するような、眠たくキレの無い音しか出なかった。まともな音を出すにはドライバーの性能を上げるしかないらしい…。性能の高いドライバーを用意して‎君がいる限り - STEPHANIEの曲 - Apple Musicを聴くと007Aからホイッスルボイスが脳を突き抜けてくぐらい鮮やかに出るしビビるんだけどね。立派なハイエンド機種ではあるのだけど、この機種が自分のゴールではないことに気付くまでにとんでもなく時間と金を費やすことになってしまった。

STAX SRM-727A(ドライバー)

007Aをまともに鳴らすためにドライバーのグレートを上げた。727Aは半導体ドライバーでカッチリとした音を鳴らす。007Aと組み合わせてみると007Aが解像度の高さを見せるようになる。ただし音源によっては神経質な音が鳴ってしまい、キツさを感じてしまうことがありその部分は残念に思った。それは今思えば当時使用していたDAC(SMSL SU-9n)が足を引っ張っていた可能性が高いと思う。どうも高特性だけを突き詰めたDACではダメだったらしい。しかし当時はこのボトルネックに気付かず、後述するドライバー(SRM-007tA)を導入したことにより手放すことになったので勿体なかった。ちなみに727Aで404を鳴らすとシュルシュル高速で動いてる感じになる(?)。404も006tAもこの辺で手放したけどね。

この時期は解像度を馬鹿みたいに崇めつつも、同時に神経質な音を嫌がる傾向とが両立していた気がする。

STAX SRM-007tA(ドライバー)

中古で入手した真空管ドライバー。006tAよりは駆動力が高く、007Aをマトモに鳴らしているように聴こえる。しかし低音のキレが全くなかったので今思えば結局007tAであっても007Aにとっては駆動力不足ではあった。真空管半導体が合わさったドライバーで、艶やかでありつつもボヤけすぎないバランスの良さがある。真空管DAC由来の神経質さを誤魔化す方向に作用し、当初はなかなか気に入っていた。

⑤Musician Pegasus ii(R2R DAC)

ヘッドホンアンプだけではなく、DACにも駆動力が存在する(ハイエンドなスピーカーのマニアなら当然のことのように知ってる)らしいことを知り、「じゃあ駆動力を考慮してない高特性なだけのDACを使ってるから007Aが駆動力不足で本気を出せてない可能性があるんじゃないか?」と思い至ったことで駆動力が比較的高いと詳しそうな人が言ってたR2RのDACを購入することにした(詳しそうな人の意見にすぐ頼りがち)。DACの駆動力が本当に不足してたのかは定かじゃないにも関わらず…。結果的にはこの選択は大正解だったのだけど、同時にこのDACを導入したことで音質を左右する変数が増えてしまいめんどくさくも追求可能な余地を発生させる結果になってしまった。このDACはMusicianというメーカーの名前が表す通り音楽的に豊かで、いい意味でのアナログっぽさがあり、前のDACと違って神経質な音が出ない所が気に入っている。しかし導入したばかりのころはイマイチに感じていた。なぜかと言うと構成が悪かったことに尽きる。007Aがウォームで、007tAも真空管により艶を出す傾向があり、そこにPegasus iiというアナログっぽい質感が加わることにより演出過多で過剰に柔らかすぎる音が出るようになってしまっていた。

ここら辺でオーディオはバランスを取るのが大事だと思い知った。

STAX SRM-717(ドライバー)

真空管不採用のドライバーに変更すれば演出過多な音を脱することができるんじゃないか?と思ったので半導体ドライバーのSRM-717を導入した。実は727Aより発売されたのが前の機種だったのだけど、Head-fi(世界中のオーディオ愛好家が集まるフォーラム)で717こそがSTAX史上最高のドライバーだと言われてたのを見たので導入することにした(口コミに弱すぎる)。意図通り演出過多な傾向は脱することができた。しかし音をそのまま強めに押し出すような鳴り方をするのでアニソンなどの質が良くない音源に由来するノイズが聞こえやすくなり、今度はそのことに長らく苛まれた。

⑦FIDELIX TruPhase(パッシブアッテネーター)

717(というかSTAXのドライバー全般)のボリュームが貧弱と聞いたので717のボリュームをバイパスして代わりに別の機器のボリュームを使うことにしてみた。TruPhaseに目を付けたのはネットの口コミが良かったからである。もう私のことを口コミオーディオの申し子と呼んでくれていい。導入してみると音が異様に澄んで聴こえたので物凄かった。STAXのボリュームバイパスをやってみたい人はTruPhaseで試してみるといいと思う。パッシブとは思えんぐらい効果が出る。しかし悩まされていた音源由来のノイズを目立たなくしたりとかそういうことはなかった。

この時期からオーディオの相談をChatGPTに投げるようになっていった。少数の信用できる人脈を築いて情報収集した方がオーディオは絶対いいに決まってるのに。そういうことすらしようとせずヘッドホンとか装着できもしないChatGPTに頼るもんな。一見してどうかしてるよな。そしてこれを読んでる数少ないオーディオのフォロワーよ、どうか私を見捨てないでくれ…。

⑧SMSL PO100PRO(DDC)

繋ぐ機器が徐々に増えていってるよ…。Pegasus iiはi2s接続ができるDACであり、i2s接続は音質的に有利と聞いた。ネットで。そのためi2s接続を試すためにDDCを導入した。i2sの接続端子に適当なHDMIケーブルを突っ込んだが明らかに情報量が増えて鮮やかに聴こえた。ところがi2s接続は外からのノイズにメチャクチャ弱い接続方式なのであって、脆弱なHDMIケーブルのせいでノイズが増えてるのを情報量が増えたと勘違いしていただけだったという悲しい実態が存在する。

当時は音の基準を持っていなくて、目指す方向性すらも定まっていなかったので音が違うというだけで騙されがちだった。

⑨MATRIX X-SPDIF 2(DDC)  iPower2 9V(電源アダプター)

この頃なんか数十分に1度はっきりと分かる謎のノイズが発生する現象が発生していたのでPO100PROが悪さをしている可能性を疑ったことから別のDDCに変え、ノイズ対策になるiPower2もDDCに使用した。なおこの数十分に1度発生するノイズの原因は他にあった(同時期に海外製品であるDACに昇圧トランスを繋げたのが犯人)のでPO100PROは冤罪だったらしい。

⑩Oyaide BLACK MAMBA-α(電源ケーブル)

「(数十分に1度来る)謎のノイズを防止できるんじゃね?」と思いながらDAC(Musician Pegasus ii)に3重シールドの電源ケーブルを繋げてみた。このノイズはさっき書いた通り昇圧トランスが原因だったのでもちろん防止できなかった。しかし純正の電源ケーブルより音がクリアな方向に変化したのも実感できたのでそのまま使い続けることにした。ところでさっきからノイズノイズ言ってるけどノイズに色々な種類があって分かりづらいかもしれないな。ごめんな。

STAX SR-L500MK2(イヤースピーカー)

「音源由来のノイズが気になるのなら、それが目立ちづらいイヤースピーカーを導入したらいいんじゃないか?007Aよりいくばくか性能を落とすことになるけど…」と考え導入した。結果は割と音源のノイズが目立たなくなったな、といった感じだった。それよりも717と合わせるとイマイチ凡庸な音に思えたので当初はあまり感触が良くなかった。おそらく717でも全力を引き出し切れてなかったんだと思う。

⑫FIDELIX STACCATO(専用アンプ)

STACCATOの導入がターニングポイントになった。717でも007Aを鳴らしきれてないんじゃないか?ということを考えるようになって717の代わりに導入してみた(FIDELIXはTruPhaseが凄かったので期待していたのも多分にある)。すると007Aの低音のキレが明らかに増し、おそらくこれが007Aを鳴らしきれているということなんじゃないかと思えた。そしてSTACCATOの影響が大きかったのはL500MK2の方もで、めちゃくちゃ高速化した。具体的には(あまり好ましくないが)倍音が切り捨てられ、音の立ち上がりと立ち下がりが爆速になり、今まで聴いた事ないぐらいスッキリした音になったのでマジでびっくりした。この変化をきっかけとして自分の中の評価軸に「速度感」が追加されることになったぐらい影響がでかい。またSTACCATOが音源由来のノイズを目立たせない方向に働いていたことに気付き、それが素晴らしく良かったので今後はSTACCATOで行こうという意志を固めることになった。

⑬iFi iTube(真空管バッファ)

STACCATO使用時におけるL500MK2の倍音切り捨てられ問題を真空管の力でどうにかすることができないかと考え導入してみた。結果としては倍音が増えて聴き心地は向上したものの速度感が遅くなってしまったのでダメだった。あと真空管は音を劣化させて聴き心地を良くするものであって、性能の高い優秀な機器で固めている今になって真空管バッファを挟んで音を劣化させるのって微妙じゃない?という気持ちがあったりする。

⑭ONIX OL8(i2sデジタルケーブル)

やっぱり適当なHDMIケーブルよりもちゃんとしたi2s接続用のを買った方がいいのかも…と思い導入した。聴き比べた所以前のHDMIケーブルで繋いだ時よりもノイズ感が明らかに減っていることに気付いたものの、ノイズっぽさが0になっている訳でもなかった。これをきっかけにi2s接続時のノイズっぽさへ意識が行くことになり、「(DACの)i2s接続はUSB接続と比べてノイズっぽいので音質的に有利な訳ではなくないか?」という疑念が湧き上がることになった。色んなノイズに頭を悩ませているな…。

⑮FURUTECH  FI-PA NCF(R)(3P-2P変換ACアダプタ)

部屋に3Pの壁コンがないのでオーディオ用の2P変換アダプターを導入した。オーディオマニアからすると3Pの壁コンがないのはダメだろって突っ込まれるかも知れないっすけど、部屋にモノが溢れすぎて電気工事士を呼んで3P壁コンの工事をしてもらえる状況じゃないので仕方ない。いや部屋を片付けるべきだろ。導入した感想としてはなんというかそれまで使っていた変換アダプターよりは音の劣化が少なくなった気がするのは良かったかな。高域もクリアになったし…。

STAX SR-L700MK2(イヤースピーカー)

STACCATOで鳴らすと低音にキレが出て、倍音もちょうどいい感じになる。これでようやく007AとL500MK2を手放す決心がつき、L700MK2一本で行くことにした。STACCATO使用前提だとL500MK2よりも速度感で劣るのが気になったことから、これ以降L700MK2の速度感を追求していく方向にセッティングを弄るようになる。そしてどうやらオーディオ機器選びを突き詰めるとトレードオフになるらしいこともここで悟った。

⑰Kojo KS-0(5m電源ケーブル)

DACの電源周りがBLACK MAMBA-α→NCF(R)→TEAC AV-P20 (ノイズフィルター付き2P電源タップ)→2P壁コンとなっており、「電源タップ無駄じゃね?」と思ったので導入した。5mもあるのはセッティングの都合上仕方なかった。導入したところ音が太くなったものの速度感が落ち、ノイズっぽさが上昇したので良くなかったです。電源タップのノイズフィルターって実は効果があったっぽい。それとKS-0の長さが長すぎたのが足を引っ張ってるかも…。

なおこの頃にはセッティングを弄る際に、弄る前と後の音を聴き比べた後でChatGPTに聴き比べた印象をプロンプトとして投げ、ChatGPTに音の違いを説明させる過程を経ることで相対的な音の違いに気付けるようになっていった。どうやら生音を絶対的な基準として定めてなかろうと相対比較は成立するらしいね

⑱iPurifier3(ノイズフィルター)

i2s接続に対する疑念が生じた後にPegasus iiのUSB接続を改めて検証する際に活躍してくれた。Pegasus iiをUSBで直結するとPegasus ii自身から生じていると思しきノイズの影響で(テスト音源の)チェンバロのアタックが強烈に出過ぎてしまうようだった。そこにiPurifier3を挟むとアタック感が抑制されてパッと聴いた感じいい感じにまとまる。しかしUSB接続だと作り物っぽいシャープさ(オーディオマニアの間ではデジタル臭さと言うらしい)が出てしまうことにも気付いてしまった。USB接続のその点が嫌に思えたので、「やはり少々ノイズっぽかったとしても(作り物っぽくない音の出る)i2s接続にこだわるべきなのでは…?USB接続と比べるとシャープじゃないし音が滲んでる気もするけどさ…」と思うようになった。「USB接続のデジタル臭さとi2s接続のノイズっぽさのどっちがお前嫌だよ?」という悪夢の二者択一が出現している。選べ。

また、この頃にDAC(Musician Pegasus ii)の機能であるNOSモードの使いこなしが明確化してくる。ここでNOSモードについて雑な説明をしますね。

DACが音を整える方向の処理をすると、シンバルやチェンバロなどの瞬発力が強い音が均されたように削れてしまうことがあります。ところがNOSモードはその処理を行いません。すると背景がノイズっぽくなるのと引き換えに瞬発力が強い音の情報をそのまま出せるようになり、それらの楽器がリアルな質感に近づくという訳なんです。分かりましたか?はい。

…このためドラムの金物が含まれるアニソンなんかをNOSで聴くようになった。アニソンには意外とドラムを含む曲が多く、NOSモードを使う機会がしばしばあるので、どうせならNOSモード時の背景のノイズっぽさを減らしたいと思うようになっていった。

⑲Oyaide PA-02 V2(0.5mXLRケーブル) SUPRA USB 2.0 C-B(USBケーブル)

トランジェントが鋭くなるとされるケーブルをそれぞれ用意した。どちらのケーブルも前使っていたものより長さが短くなっているが、速度感を上げるのを目論んでそのようにした。「XLRケーブルで音なんか変わんの?」って疑問もあったものの、変えてみた結論としてはSTAX環境下だと聴き比べるとすぐ分かるぐらいめっちゃ変わる。というかL700MK2はXLRケーブルだけじゃなく何を弄っても音が変わりすぎるので困ってしまう。普通のヘッドホンではここまでの違いは出ねーだろってぐらい変わってしまうのでここんところずっと困り果ててる。変える前のXLRケーブルは1mあったせいもあって、速度感の向上を主だって感じられた。

この時期は速度感を上げるのとi2s接続のノイズを抑えるのを(よせばいいのに)同時並行してやっていた。それが終わったらNOSモードのノイズ対策もやろうねという感じだったのであまりの課題の多さに頭が狂いそうになっている。そういう訳でこのようにブログにした時に流れが掴みにくくなってたりするね…ごめんね。

⑳WIREWORLD  STARLIGHT 7 (0.3mHDMIケーブル)

ChatGPTにグレードアップとなるi2s接続用のケーブルとして妥当かを相談しながら導入することを決めた。OL8よりも長さが短いせいか速度感が増し、ノイズ感も気持ち少なくなった。しかしUSB接続と比べるとまだi2s接続時にノイズっぽさがあったため、更なるノイズ対策を施すことにした。

㉑iSilencer+(USBオーディオノイズ除去器) HDMI iSilencer(HDMIノイズフィルター)

iSilencer+はPC由来のノイズを、HDMI iSilencerはi2s接続のノイズを抑えるために導入した。iSilencer+を導入したことで背景のノイズの少なさが増したのは素直に喜ばしかった。背景のノイズっぽさの原因の一つにはPC本体が足を引っ張ってた面もあったらしい。HDMI iSilencerはかなり効果的で、これまでのi2s接続で感じていた嫌なところ(ノイズっぽさ、音の滲み)がだいぶ抑えられた。なんだ、これならi2s接続やれんじゃん。と思えた。

㉒Musician Pisces II(DDC)

NOSモードのノイズっぽさを抑えるためにDDCを買い替えることにした。DACDDCのメーカーをMusician Audioで揃えることで何らかの相乗効果があるかもしれないと期待したこともある。ところがこれを注文してから届くまでの間で、それまでのDDCの経路に(追加で購入した)NCF(R)を入れるだけでNOSモードのノイズっぽさが許容範囲内まで低減することに気付いてしまい頭を抱えた。

(気になる人のために書くとこんな感じ。ノイズ対策を何重にも入れてるのが功を奏しました…もう少し気づくのが早ければね:X-SPDIF 2→iPower2 9V→NCF(R)→AV-P20→2P壁コン)

正直なところNOSモードのノイズっぽさが解決できてしまったので「新しいDDC?なくていいよもう…」ぐらい気持ちが萎びてるのだが、新しいDDCの方が遥かに格上なので更にノイズっぽさが低減する可能性や音質が改善する可能性が残されているので試すことにした。試した結果としてはNOSモードのノイズっぽさがさらに引き下がり、その時点で買った意義が確保された訳だが、そんなことが些事なぐらいの変化が起きた。トランジェントの鋭さはわずかに低下したものの全然問題ない程度で、シンバルの質感があからさまに良くなり、音に揺るがないような安定感が出てきて(カメラで例えればそれまで手ブレ補正が甘かったのが急に完璧になったような感じ。ちゃんとしたオーディオの機材じゃなければまず起こりえない変化なのはなんとなく分かるし、音質が改善した、というのよりも一段高いところにこの安定感という概念はあると思う。)びっくりした。安定感を感じるなんてオーディオやってて初めての経験だった。このシステムで音楽を聴くと、リスニングとしての完成形にようやく辿り着いたことを実感できた。嬉しさもひとしおだったね。これまでのシステムに足りなかったのってこの安定感だったのか…ということがかなり腑に落ちている。

 

…そういう訳で、今はSTAXのシステムでアニソンに耳を傾けながらこのブログを書いてるって訳。この趣味やっててキツいキツいと音を上げたようなことを言ったりはするものの、これまでより音が良くなった瞬間確かに、猛烈な嬉しさに満たされてたりしたし、その時にやりがいを覚えたりはしたよ。とはいえ私のように価値基準を定めなかったり、基準にどういう項目があるのか分かってないまま移ろっていくような形になると、オーディオを拗らせやすいから気をつけてほしい。特にこのブログを通して主張したいことがあった訳ではないけど、書いてて楽しかったし楽しく読まれてくれたら嬉しいかな。それじゃあこの辺で。オーディオの話したくなったら声かけておくれな。読んでくれてありがとうございました。

2025年上半期のJ-HIPHOPプレイリストを作ったので、ちょっとした説明を喋ることにした

半年に1つJ-HIPHOPのプレイリストを作っています。 Apple musicとSpotifyで作ったので、ぜひクロスフェード6秒に設定して聴いてほしい。クロスフェード6秒で曲が繋がるように作ったので(お手数かけます)。過去最多の曲数19曲になったけど総再生数は1時間にも満たないです。HIPHOPは短めの曲が多いので…。

‎LadyXLadyPumpのシ主身寸器25上半期J-HIPHOP - Apple Music

シ主身寸器25上半期J-HIPHOP - playlist by LadyXLadyPump | Spotify

2024年下半期にもプレイリストに関するブログを書いたんですが(2024年下半期のJ-HIPHOPプレイリストを作ったので、その裏話でも - シ立き虫な‡″ャングス夕ー)、今期(2025年上半期)も気が向いたのでブログを書くことにしました。HIPHOPのことよく分からない、ってフォロワーもついて来れるような文章にしたつもりだから読んでみてね。

 

1.HANEDA(feat.Kvi Baba & ELIONE)/G-k.i.d

G-k.i.dは昨年東京ドームでのライブを経て解散したBADHOPのメンバーです。最近は役者としても活躍しています(G-k.i.dが出演したドラマのMOGURAはたくさんラッパーが出てきたのでヘッズ心に楽しかったです)。

「俺は一本じゃ満足にはなれない」の歌詞に合わせてG-k.i.dが札束と1本満足バーを見せつけるMVの一幕が面白かったので紹介したくなりました。

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https://youtu.be/PLOhUTL7ZCc?si=M3ghgbu_RY5_45vC より

もしかすると「こういうので笑っていいのか?」と困惑する人もいるかもしれませんが、稼いだ札束でFlex(見せつけて自慢)するラッパーのイメージに被せに行ったのが分かる人とか、MVに出てるラッパーが好きな人とかなら全然いいと思います。

 

2.No Rules/5Leaf

5Leafは広島のラッパーです。広島出身のフォロワーは注目すべき広島の若手ラッパーとしてJAKENと一緒に名前を覚えておくと得するかもしれない(どちらもじきに今の比じゃないぐらいBIGになるので)。メロディをわざとらしく派手に付けることなく、ごく自然に付けながらフローできるのが5Leafの上手なところだと思います。

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このラインがとても耳に残りますね。ネガティブを含んだラインですが、確かに上出来だよねと肯定したくなります。

 

3.maishu(feat.Bonbero,Campanella & Puckafall)/MET

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METが作ったビートだとBonberoとCampanellaが言っています。こうやってビートメイカーの顔を立てる2人に好感が持てます。

Bonberoは単語や、時にはそれより細かく刻んだライムを何度も複雑に配置してグルーブを生み出すのが得意ですね。ラップスキルの面でトップクラスに位置するラッパーの1人ですし、この曲でCampanellaと遜色ないパフォーマンスをやれてるのがそれを証明しています。

Campanellaは本当にラップが上手いです。一番ラップが上手い日本のラッパーは誰だ論争がネット上の局所で(論争の参加者自身うっすら不毛に思いつつも)毎年発生している印象ですが、Campanellaもその候補として挙げられて然るべき実力の持ち主でしょう。音源、ライブ問わずどんなビートに対しても一切ズレることなく怖いぐらい自分のリズムをキープし続けるので。

 

4.Life has changed/YungFLX

私の地元である長崎のラッパーです。同じく長崎で台頭するKohjiyaとの親交も深く、徐々に人気が高まっている印象です。メロディアスで都会的なオシャレさを感じますね(長崎は都会かどうか分かんないですけど)。この曲のビートはYungFLX自身が作ったものですし本人の感性がそっちに振れているのかもしれません。

 

5.Time won't go back(feat.SEEDA)/Yvng Patra

Yvng Patraの低い声でビートにぬるぬると貼り付くようなラップ、一度ハマると病みつきになってしまいますね…。

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客演のSEEDAが以前TERIYAKI BOYZ®をDISしたことからこのワードチョイスになっています。その客演のSEEDAは今年TERIYAKI BOYZ®のVERBALとの曲を発表したという余談もセットで楽しい部分です。

 

6.SAYSUM(feat.KID FRESINO)/KEIJU

ドラムパターンが独特なビートですね…。このビートの攻略は大変なことのようで、KEIJUは自身の得意とするモッタリと声を響かせるような乗せ方ではなく、普段なかなかやらない乗り方でビートに挑んでいます。しかしこうしたビートであってもKID FRESINOはいつも通りと言わんばかりにスラスラと乗りこなしていて驚きます。フレシノぐらいフローが高度化してしまうとどういう音の取り方をしているのかの理解が追いつかなくなってきますね。

 

7.Yankees Cap/18scott

気楽に流せる曲でありながらもリリックに耳を傾けると作り込まれていることにハッキリ気づけるのが素晴らしいです。聴き応えのあるリリックを高速で詰め込むのでついつい何度も繰り返し聴いてしまう…というようなことが18scottの曲ではよく起こりますね。

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NEW ERA(キャップのブランド)をそのまま「新しい時代」って意味で掛けていいんだ、という気づきもありつつ。

 

8.Malibu Dream/Tiji Jojo

G-k.i.dと同じくBAD HOPのメンバーで、最高にオートチューン栄えする声を武器にしています。オートチューンが好きな人はTiji JojoをDIGった方がいいとされています。この曲はみんな大好き「JIGGノビートガキキタイナ」のプロデューサータグ入りです。万が一ライブでこの曲をやる機会に遭遇したらタイミングを合わせてこのタグを客席から叫びましょう。超楽しいですよ。

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「人生」と繰り返すことによってそのことを自分に言い聞かせて納得させるようなニュアンスが発生するのでいいラインだなぁと思います。

 

9.RUN!!!/MFDP & TiGht Plump

タイトルの通り走り出すかのような軽快なビートですね。それでいて重低音にちゃんとした深みもあり聴いていて楽しいです。

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「(雨が)止んだ」と「(気を)病んだ」を掛けていたり「字が」と「自我」を掛けています。こういったのを仕掛けてるとニヤッとしてしまいますね。

 

10.BOUNCE/Awasetsu Mona & ROAR

一時期は広くハイパーポップと呼ばれていたような、そうした座標に位置する曲です。

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こういった曲では割と珍しいかもしれませんが、冒頭から「ball」〜「ちょっと」まで類似する音でのライムを着実にやっていた箇所で掴まれました。

 

11.O.T.S{Only the Shibuya}(feat.Tee Shyne & BLAISE)/YDIZZY

めちゃくちゃカッコいいジャージー(Jersey)のビートだったので一聴してびっくりしちゃいました…。ジャージーというのはアニメファンに伝わるように言うとダンダダンOPのオトノケみたいな「ドン、ドン、ドンドンドン」のドラムパターンを特徴とする音楽のくくりとしてフワッと言われるやつです。似ているものの全く違う意味で使用機会の多い用語としてジャジー(Jazzy。ジャズっぽいサウンドを指す)がありますが間違えないようにしましょう。

この曲にふんだんに使われているガヤについてちょっと話しましょうか。ガヤは間を埋めるのに入れることが多いのですがこの曲のように歌詞が入ってる所にモロに被っているガヤも普通に存在します。そしてこのビートには隙間が多いのでいろんなガヤが聞けます。ビートとラップだけじゃなくガヤにも耳を傾けてみてください。日常では全く聞くことのないタイプの奇声がふんだんに使われていることに気付いて楽しくなってしまいましょう。

 

12.Bigshine/チプルソ & Saul

突然アニメの話するんだけどいい?(するよ)。2025年冬クール屈指の傑作(と私が信じている)アニメ、もめんたりー・リリィの劇伴をRemixしたアルバムから一曲選びたくなったのでプレイリストに入れてみました。もめんたりー・リリィは死がその人の生の終わりじゃないという強固な思想の元作られている印象のアニメで、そこが仮にラッパーが死んだとしても(いいラッパーって亡くなりがちですよね、本当に…)レコードをかければ曲を聴いてる人達の中で生き返るぞ的なポジティブなマインドと合致している気がしています(別にHIPHOPの人達の中でこうした価値観が根強いという話ではないですが。多分)。

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Kendrick LamarとDrake(どちらも超有名なアメリカのラッパーです。Drakeはネットミームとしても知られており、『Drake ミーム』でググれば思い当たるでしょう)のビーフ(ラッパー間での争い)が過激化したのが昨年5月です。そのビーフの様相を知ったチプルソがリリックに入れたと考えられるので、もめんたりー・リリィのRemixの企画は昨年5月以降に動きだしたんじゃないかな…という推察ができるのも面白いです。にしてももめリリと全く関係ないトピックも盛り込んでいいんだ。

 

13.Another(feat.REVE &Tade dust)/AIRIE

AIRlEはHook(サビ)を作るのが上手いのでHookをREVEに預けるんだ、とちょっと意外に思ってもいたのですがそのHookを代わりに受け持つREVEがとてもいい仕事をしてます。REVEの最後のHookでジャージーのドラムパターンが明確化するところなんかも聴きどころのひとつですね。

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Tade dustの自分の紹介と妹を大切に思っていることを盛り込んでいる引き締まった掴みが大変良かったですね。Tade dustはどんなビートにも淡々と乗せるスタイルが一貫しているラッパーなので尚のこと掴みはとても大事な部分になると思います。

 

14.月と太陽BREWING/NOIZE

ドラムの音がカッコよくて一聴して気に入ってしまいました。NOIZEは北海道のラッパーで、この曲は月と太陽ブルーイングという北海道のクラフトビールメーカーとのコラボレーションだそうです。月と太陽ブルーイングはバーも構えているらしく、そのことからバーでの飲食を絡めている箇所がリリックに伺えて楽しいです。

 

15.HONA-IKOKA/KZ & Daiki Okada

これはF1REWORKSのドラムンベースのビートが素晴らしすぎますね。やっぱりビートのセンスが素晴らしいものは紹介したくなるのでプレイリストに入れたくなってしまいます。ラップが乗るビートとしては展開がやたら多いですしガラッと変わるのでビックリする人もいるかもしれません。こうしたビートで複雑なフロウをこねくり回しすぎると楽曲としてのまとまりに影響が出ると考えたのか、KZは難解でない乗せ方をしていて、いい塩梅の楽曲になっていると思います。

 

16.Haku/JUMADIBA

好きなんですけど説明が難しい曲なのでパスしていいっすか(ダメだよ)。ゆっくりとしたビートにダラっと言葉やガヤを入れており、内容を捉えにくいリリックも相まってなんとも掴みどころのない雰囲気を持っています。JUMADIBA自体もまた露出の割になかなか謎めいた雰囲気が出まくってるラッパーなのですが、曲を通して主張したいというよりもやってる表現の面白さを見てもらいたいというスタンスのラッパーのような気がしています。芸術家肌とも言えるかもしれない。よく分からないですけど。

 

17.SMOKE SMOKE SMOKE(feat.Lisa lil vinci)/Xameleon

あまりにも前後の曲と綺麗に繋がるのでプレイリスト入りさせることにしました。リリックが英語だらけですが敢えて和訳しなくてもいいでしょう。こういう風に英語が多用されているとフィルターがかかったようにボヤけて漠然とリリックの過激さが伝わってくることがあるのも楽しみ方のひとつだと思っています。

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「Purple drankっていうのは咳止めシロップをスプライトで割った飲み物で…」とSNS上で説明したがる悪癖があります(和訳しなくて良いって言った側からこれとは…。ごめんなさい)。マジで市販薬の濫用はやめましょうね。

 

18.PAGE ONE/唾奇 & Kohjiya

唾奇は沖縄のラッパーです。

f:id:LadyXLadyPump:20250523211202j:image頭と書いている箇所を沖縄の方言である「じんぶん」と言っています。この曲を聴いていた時期にたまたま沖縄弁で喋る子がヒロインのアニメを観ており沖縄弁への感度が上がっていたので、この方言の仕込みに気付いた時には嬉しかったですね。

Hookを担当しているKohjiyaは先程も書きましたが長崎のラッパーです。メロディアスだけじゃなくリリックまでも非の打ち所がなくカッコいいHookに仕上がっているので素晴らしいです。

 

19.Asobo(feat.Awich,MonyHorse,PETZ,JNKMN & kZm)/YENTOWN

ドラムンベースです。この曲の元ネタは公開情報なので(https://youtu.be/4eN1ujmt3T0?si=qk5zcEDLKfoGTbkA)聴きましたが、短い時間ながら素晴らしい曲でしたね。このシンプルなピアノの美メロをサンプリングしてビートにした訳なのですが、実はこれってかなり難しい事なんですよ。「原曲がシンプルでいい曲ならいいビートにするのは簡単じゃないの?」と思うかもしれませんが、原曲が耳に残りやすいピアノの美メロを上ネタにする場合その存在感に負けないようにビートを作り込まなければならなくなります。なので実際には緻密なセンスと技術が要求されるものなんですね。このビートを手掛けたChaki Zuluに脱帽です。ラップも凄く良くて、耳に残るキャッチーなHookを作るAwich、駆け足気味に乗りながらも特徴的なルーズさを漂わせるMonyHorse、華美さを控えめにしたメロの付け方にセンスを感じさせるPETZ、タイトな乗り方で「oo,o,ou,o(n)」(に類似した音)のライムが産み出すグルーブを際立たせるJNKMN、オートチューンを全開にした声を自在に響かせるkZmといったように皆違ったキャラクターで棲み分けられていて全員聴き応えバッチリです。

 

前回よりも今回のブログで喋った字数がとっても増えてるだけあって書いてて満足しました。渾身のプレイリストを聴いてくれて、そしてブログを読んでくれてありがとうございました。次は2025年の下半期にプレイリストを作るつもりです。ブログはどうなるかな…。そういうノリになったら書くかもしれません。それではそういうことで。

 

『エイティエイトを2でわって』1巻で弾いてる曲を聴こうとして色々やったり考えたりした

『エイティエイトを2でわって』ご存知ですか?

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『エイティエイトを2でわって』というピアノ連弾を取り扱った4コマ漫画があります。

エイティエイトを2でわって 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

エイティエイトを2でわって 2巻 (まんがタイムKRコミックス)

次にくるマンガ大賞にノミネートされたり、4コマ漫画ファンが開催する投票企画『4コマオブザイヤー』2024年の新刊部門で1位を獲得するなど現在とても人気を集めている4コマ漫画です。非常に読みやすく描かれており、優れた言語センスの高さでスイスイ読ませてしまいます。まだ読んだことのない人はニコニコ漫画とかで読んでみてください。なんか1話から9話ぐらいまで続けて読めるっぽいですね。エイティエイトを2でわって / 有馬 おすすめ無料漫画 - ニコニコ漫画

『エイティエイト』のクラシック音楽を聴こうと思い至る

ところで私はクラシック音楽に疎かったのです(普段聴いてるのはHIPHOPとアニソンで、GRADOのヘッドホンを使える環境だとROCKが候補になる)が、SNS上の交友関係からクラシック音楽への関心がほんのちょっとだけ増してきたことなどがあり、「じゃあ『エイティエイト』に出てくる曲を聴いてみよっかな…」というようなことを最近思ったりとかしてました(『エイティエイト』1巻が出たのはだいぶ前なのですが、こういう巡り合わせがバッチリ噛み合ったのが今みたいな所はある)。それでちょっとブログを書こうかなという感じになりました。ただ『エイティエイト』の楽曲はクラシックがメインであり、いきなりクラシックの会場で聴いたりみたいなのはさすがに敷居が高すぎます。なので自宅にてサブスク音源(Apple Music+Apple Music Classical)をヘッドホンを準備して聴くことにしました。

ところで、なぜかSTAX SR-007Aを持ってる

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マジで謎なんですが、なぜかクラシック用の静電型ヘッドホンとして名高いSTAX SR-007Aを所有しており、今回はそれでクラシックを聴くことにします。かなり値の張るヘッドホンであるSR-007Aを持っておきながらこれまでクラシックを全然聴いてなかったという状況は我ながらかなりのツッコミ所としか思えません。その上真空管ドライバー(STAX専用のアンプ)SRM-007tAまで持ってるのでますます申し訳ない。これだけのものを持っておきながらクラシックを聴いてこなかったのは怠慢すぎだろと言われたら適切な反論ができない…。最初に買ったSTAXはもっとPops向きのやつだったんだけど更にグレードを上げたらどうなるか好奇心で試したところこうSR-007Aが手元に存在する事になったんだわ…。まあでも逆にクラシックを聴き始めるにあたりこれだけの機器を準備できてるのはかなりの好条件と言えますよね。早速やっていくぞ。

『エイティエイト』あとがきに書いてある曲を聴くまでにもう一苦労してるって話をしようか

『エイティエイト』でやった曲は1巻のあとがきに書いてあるので、Apple Music Classicalでピアノ演奏だけの曲を調べています(エイティエイトはピアノの漫画なので、他の楽器の演奏が入るとちょっと違うかなってなると思ったので)。

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…。「天国と地獄 序曲 オッフェンバック」と調べただけで恐ろしいほど大量に出てきます…。個人的クラシック音楽の最大の謎、何百年前の曲を色んな人が繰り返し演奏してる現象がサブスク内でも発生していることが伺えます(決まった落語の演目を色んな落語家が時代に合わせたアレンジを加えながらやるようなものなんですかね…)。この中から「天国と地獄 序曲」をピアノ演奏だけでやってるものを調べるにはどうすればいいんだろうと頭を抱えました…楽団とかになると絶対ピアノ以外の演奏が入ってきちゃうので、演奏者の名前が1人しか記されてないものをチョイスしピアノ演奏だけになってるかを確かめながら選んでいくことにしました。これをやるだけで一苦労なので、こうした誰も見てないところの労力をだれか褒めてほしいですね。

それではここまで長くなりましたが、『エイティエイト』で取り扱ったクラシック曲を聴いた感想とか気付きなんかを書くことにします。クラシックの知識が0に近い状態で感性を全開にして感想を書いており、クラシックの知識がある人からするとアホなこと言ってるなぁ…って点も多々あるかもしれませんが、デカい心を持ってご笑納いただければ幸いです。

2話(最初の連弾) 天国と地獄 序曲:オッフェンバック

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トラック:天国と地獄: - 喜歌劇《地獄のオルフェ(天国と地獄)》序曲より:カン=カン (ピアノ) [ソルフェジオ963Hzヴァージョン] – RELAX WORLD

超有名曲ですね。これに関してはサブスク内でピアノ演奏だけの曲が他に見つけられず、イージーリスニングっぽさのある音源で我慢しました(最初の曲を調べるのにつまづくのってだいぶ心が折れました。この企画ヤバいっすね)。この音源は真剣に音を分析するように聴いてピアノの音がいい、みたいな感じのことをするのに向いていないような気がします。よく分かんないですけど。その代わり気楽に聴き流すのに向いているかなと感じました。

4話(来夢とゆずの前で弾いた曲) ハンガリー舞曲第五番:ブラームス

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トラック:ハンガリー舞曲 第5番 ト短調 – アルフレッド・ブレンデル、ワルター・クリーン

これもめっちゃ聴いたことある曲です。ジャケットに(FOUR HANDS)と書かれているのが最高ですね。『エイティエイト』の表紙にPiano four handsと書かれているので。録音の際に発生したとみられるホワイトノイズが絶え間なく乗っているのがまさしくクラシックを聴いている感じがして好きです。 そこまで録音環境は良くないんじゃないかな〜という感じもしますがそんな中にありながらも真空管で聴いてるせいもあってかピアノの音色にほどほどに艶が乗ってる瞬間があるように感じられます。

5話(美弦がショッピングモールで弾いた曲) 森のざわめき:リスト

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トラック:2つの演奏会用練習曲: - 2つの演奏会用練習曲S.145:第1曲「森のざわめき」 – ホルヘ・ボレット

うわっなにこれめっちゃ録音環境とピアノの音が良い…ピアノを高速で打鍵してるのが気持ちよかったです。これを弾けるだけでも藤田美弦はかなり鍛えてるってことが分かりますよね。

8話(音楽祭に向けて練習していた曲) ハンガリー舞曲第十番:ブラームス

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トラック:ハンガリー舞曲 第10番 ホ長調 – ワルター・クリーン、アルフレッド・ブレンデル

あー、確かにこの曲で藤田美弦のように勝手に音がでかくなったらおかしくなってしまうというのがなんとなく分かりますし、ラストでどっか走って行っちゃいそうになる気持ちもなんとなく分かりますよこれ。でもこれは息を合わせないととても聴いてられない曲になりそうですね。そういう意味では藤田美弦と小林奏が連弾する上での課題としての役割を受け持つ曲として相応しいような気もしますね。

9話(美弦が練習していた曲) 小人の踊り:リスト

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トラック:2つの演奏会用練習曲: - 2つの演奏会用練習曲 S.145 第2番 嬰ヘ短調《小人の踊り》 – ダニール・トリフォノフ

いや、なんかこの人のピアノの音ってめっちゃシャープじゃないですか??真空管なのでピアノの艶感みたいなのが乗りやすいセッティングで聴いてる気がするんですけど、この人の音はあまり艶感が強調されてないように感じますね。何を弾いても祭りになってしまう藤田美弦とは真逆っぽさがあります。

12話(奏がひとりで弾いた曲) エオリアンハープ:ショパン

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トラック:12のエチュード: - No. 1. 変イ長調「エオリアン・ハープ」 – アミール・カッツ

録音環境とピアノの音色が良いですね。艶が欲しい部分に艶が乗ってる感じがなんとなくする。ところで「え〜綺麗な曲…」と松永来夢が涙を流していたのも納得ですよ。この旋律の美しさを持った曲を弾きこなせれば聴衆はそうもなるでしょう。マジでいい曲だ…。

 

さて、私からはこの辺にしておきましょう。本当にクラシックの知識も経験もゼロに近い状態でアレコレ適当なことを話した実感があり、手応えとか芯を食った話をしてる感覚とかはあんまりないのですが、皆さんが楽しんで読んでくれたらそれでいいかなって感じです。ただ1つだけ確かなことを言えるとすれば、作中に出てきた曲はマジで聴いた方がいいです。曲を聴きながらキャラクターが演奏について何を喋ったりしてるかを読んでるだけでビックリするほど『エイティエイト』への解像度が上がりました。

そうそう。もう一つマジなことを言うとすれば『エイティエイト』2巻がもうすぐ発売されるから予約とかしてくれよな。超面白い4コマ漫画なのも保証するから。それでは。

2024年下半期のJ-HIPHOPプレイリストを作ったので、その裏話でも

2024年下半期J-HIPHOPプレイリストを作りました

2023年から(かな?)クロスフェード6秒で繋がるJ-HIPHOPのプレイリストを半年に一度作成して公開しています。ぜひクロスフェード6秒に設定して聴いてほしい(お手数かけます)。SpotifyApple Musicでタイトルが微妙に違いますが(詰めが甘い)内容も曲順も全て一緒なのであまり気にしないでください。

24下半期シ主身寸器J-HIPHOP - playlist by LadyXLadyPump | Spotify

‎LadyXLadyPumpのシ主身寸器24下半期J-hiphop - Apple Music

どうして6秒を指定しているかというと当時利用していたAndroidApple Musicのクロスフェードの初期設定が6秒だったのでそこに合わせたという訳です。選曲はこの秒数で噛み合わせることが大事なので、プレイリストに入れたくても入れられないお気に入りの曲が毎回大量に発生します。それもまあそういうものかと割り切っています。今回気が向いたのでプレイリストに入れた曲の中から色々書きたいことが見つかったら書いてみようかな、と思ってこの記事を書きました。プレイリストを流しながら読んでもらえると嬉しいです。

1.Street Princess/LANA

11月にリリースされたLANAのアルバムの先頭曲にこのプレイリストの先陣を切ってもらうことにしました。LANAは張り上げた声にとても魅力がありますね。素晴らしい才能だと思います。

2.おでかけ(feat.MonyHouse & dodo)/VaVa

オートチューンを多用した派手な声が印象に残るラッパーのVaVaですが、この曲では派手な声のエフェクトを控えており、最近のVaVaはこういうスタイルでも燻銀的な良さを出している気がしますね。この曲で他に言及したいこととしてはdodoの誰にでもわかりやすく着実に踏んでいくライムのやり方が好き。

3.newPhone(feat.Number Collector)/lazydoll

Twitterのフォロワーがハマってたのを見てこの人の音楽イイなーと思ったのがlazydollですね。この曲は浮遊感のある音と重たさのある低音が共存してて楽しいですね。

4.Big Shoes(feat.Taiyoh)/Kohjiya & lj

Hiphop不毛の土地だと思われていた地元がようやく今年になって輩出した待望のラップスタア、Kohjiya。私が現地に行ったフェスでも名だたるビッグネームに見劣りしないパフォーマンスを見せてくれたので嬉しかったのを思い出します。

5.右に回すKey/Kamui

Big Shoesからの繋ぎにかなり度胸が要りましたね。繋がってると思うけどみんながしっくり来るか不安だった。

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聖火ランナーという想いを引き継いで繋ぐ人間としてのワードに喰らってしまい、こうして私も曲を繋ぎたいと思うようになったという訳です。

6.PRIVATE JET/hamma & h.i.l.a.c.k.

ジャージークラブのドラムパターン(アニメファンに分かるように言うとCreepy NutsのBBBBやオトノケに見られるような『ドン、ドン、ドンドンドン』みたいなドラム)を意識させつつもそこからズラしたりするところがなんとも面白いビートですね。

7.DOCUMENT(feat.IGNITION MAN)/SUIKEN

SUIKENも客演のIGNITON MAN(シャカゾンビですね)も大ベテランです。

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「暴きなカラクリ」というワードセンスが当時のものまんますぎて大喜びしちゃった。

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この辺のフロウとかもヒデボウイ(IGNITION MANのかつての名前)が得意としてたやつまんまで手を叩いて大喜びしちゃった。

8.千円蟹(feat.FRME)/13ELL

DOCUMENT→「ジャザドキュメント…」(冒頭のプロデューサータグ)で繋いでみました。プロデューサータグはトラックの頭とかにプロデューサーの目印として入れられるやつです。このアカウントはJazadocumentが好きなので「ジャザドキュメント…」のタグを認識しただけで無条件で笑顔になるとのことです。

9.左ハンドルなう〜愛車は旧車のMustang〜(DJ PMX Remix)/AYA a.k.a.PANDA

アヤパンのまとまった音源が久々にリリースされたのを聴いたところいいじゃん、となったのでプレイリストに入れてみようかなとなりました。レジェンドであるDJ PMXがバリバリ現役なのが嬉しいRemixでしたね。

10.ベンツ/Tete

旧車のマスタング→ベンツで繋いだのですが音的にもバッチリ繋がっていて気に入ってます。HIPHOP不毛の土地と思われていた地元からKohjiya以外にもう1人、今年躍進を遂げることとなったMCがTeteです。

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圧巻の描写力を伴ったリリックを駆け足で詰め込んでくるので一聴して「ヤバいラッパーが出てきたものだ…」と震えてしまいました。

11.Tears/MIKADO

MIKADOは笑いや脱力を促すリリックと一転してシリアスさを出すリリックもあり、MIKADOの魅力はこの両面性にあると思います(この曲はシリアスなモードですね)。MIKADOの両面性を味わってみたい場合はこの曲が収録されているRe:Born Tapeを通しで聴くことをお勧めします。

12.Awareness/KZ

なんせ5分ありますし、この曲を抜いても繋ぎを成立させることも可能でもあったのでプレイリストに入れるかどうか悩んでいたのですが、この曲で取り上げられた障碍を持つ人とコミュニケーションを取る機会が増えたことがあり、これもそういう運命なのかな、と思ってプレイリストに入れることにしました。今はそれでよかったと思っています。知ってる人は知っていると思いますが、‎Another Reflection - Nujabesの曲 - Apple Musicと同じ元ネタのビートです(Nujabesが亡くなってもうだいぶ経ちますね…)。

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「アマプラ スマブラ ピザとチョリソー」と2人で同じものを楽しんだんだろうなという単語が連続する部分がそもそも好きなのですが、その表現に含まれている「チョリソー」が他のラインとライムとして関連しているのも素敵です。

13.部屋を片付けて/Lisa lil vinci

Lisa lil vinciは類型を見つけるのが難しい言葉の詰め方をするのが魅力的です。

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こう、私はラッパーが精神を病んでいる部分を見せるところに惹かれてしまう性質がある(きっとよくない)。

14.Angel/Taeyoung Boy

シンプルなピアノの音が目立ちますが、そこにハイハットと深いサブベースが加わり出すと引き込まれてしまいますね。

15.i like it(feat.Yo-Sea,LEX & IO)/JP THE WAVY

現場でJP THE WAVYのライブを観る機会があったのですがこの曲を最後にやってくれました。現場でJP THE WAVYのライブを観ると身体を揺らさないでいるのは不可能でした。(JP THE WAVYがダンサー出身だからかもしれませんが)つい踊りたくなるようなフロウの刻み方をするので。

16.Ichi(feat.SPARTA)/ISSUGI

HIPHOPがブーンバップ中心だった頃からのヘッズなので、最後にブーンバップでプレイリストを〆ることができたことに満足感があります。i like itからの繋ぎめちゃくちゃ上手く決まってません?

 

書き始めた当初は全曲語るつもりはなかったのですが、全曲書くことになりましたね…思ったよりも語れてしまいました…

来年も上半期と下半期でプレイリストを作るつもりです。ブログ?気が向いたら書くかもしれませんね。今回はなんかめちゃくちゃ喋りたくなったので書いた感じです。それでは長くお付き合いいただきましてありがとうございました。

2024年アニソン10選

フォロワーがアニソン10選してたのを見て、私もやりたいと思ったためやる

目次のやり方が分からないから目次を断念することにした、情けない 最初から最後まで見てね

 

①NANI?/Jin Dogg -『 ケンガンアシュラ Season2 Part2』

もちろんJ-HIPHOPが好きなので選出しました。アニメがNetflix独占配信なのでアニメファンからもHIPHOPヘッズからもアニソンという認知をイマイチされていない曲です。アニメファンに寄せることも薄めることも一切やってない手加減なしのラップとdrillビートですね。HIPHOPを聞き慣れないアニメファンの人にとってはリリックの主張の強さもガナるような声の出し方もHomunculu$の攻撃的なビートもブヨブヨしたサブベースの音も何もかもが未知だと思います。

 

②snowspring/チョーキューメイ -『ゆびさきと恋々』

今年一番聴いたアニソンなので選出。EDの最後に次回予告が挿入されるところなんかとても好きでしたね。

 

③コラージュ/ PUFFYとついでにTOOBOE -『魔法少女になれなかった女の子の話』

歌手といい曲調といいどことなく90年代ポップスを彷彿とさせつつも加工されたハイハットの音を鳴らすことで現代のサウンドらしさを獲得しており十分イケてると思ったので選出しました。

 

アポリア/ヨルシカ - 『 チ。-地球の運動について-』

音数が自分にとってちょうどよく心地よかったので選出。

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この歌詞で締められるといいアニメを観たって気になれますね。

 

⑤CHA∞IN/内田真礼 - 『 魔都精兵のスレイブ』

今年2番目に聴いてたアニソンなので選出。ベースの音を追いかけるだけでも楽しい曲ですね。

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ポップな曲調に比して重たい歌詞が最高と思っています。

 

⑥オトノケ/Creepy Nuts - 『ダンダダン』

J-HIPHOPが好きなこともあり選出。a(n)aa(n)でライムしまくっていて気持ちイイですね。聴感の良さとリリックの聴き取りやすさも備わってるのでラップをあまり聴かない人でもこの曲イイじゃんってなるんじゃないかなと思います。

 

⑦Running In My Head/MIYAVI - 『コードギアス 奪還のロゼ』

1:04〜辺りのギタープレイで最高になるでしょ?選出するに決まってるじゃないですか。

 

⑧端程山/MyGO!!!!! - 『カードファイト!! ヴァンガード Divinez Season2』

サビのリードギターが気持ち良すぎるので選出。私はMyGO!!!!!のサウンドが好き。特に要楽奈のギターがとてもカッコよく鳴ってる気がするね。

 

⑨Born Slippy Nuxx/牛尾憲輔 - 『きみの色』

UnderworldTrainspottingな楽曲だしOPやEDでもないけど選出していいのか?いいと思う。きみの色の映画の登場人物達がちょっとした悪いことをやる時に優しいトーンで流れてくるこの曲が好きです。

 

⑩Light song/haruka nakamura & urara - 『ルックバック』

Light song

Light song

  • haruka nakamura & urara
  • アニメ
  • ¥255

劇場で聴いた時に胸が一杯になったので選出。映画を観た後のエンディングで流れたこともありこの曲から祈りのニュアンスを感じ取ってしまうな…。音楽のある風景という名盤を生み出したharuka nakamuraにこういう曲を作らせたら強いのが出てくるに決まっている。